びすとり新譜の感想

大好きなバンドvistlip新譜「BitterSweet」の感想です!

新曲全部聞きたいという当然の想いから通常版を買い、
そして「初回生産限定」という言葉に釣られてフィギュア付き限定版を買いました。

タイトルは可愛いな~という感想
甘かったりビターだったりするアルバムだよ!というアピールに思った。
ジャケットのイラストはフクロウとか歯車とかツタとかなんかこう
くすぐられるアイテムで埋め尽くされてるんですが、
これは全部収録されてる曲のモチーフアイテムなのかな~という第一印象。

中央の空白部分の後ろにうっすらと何かが見えるんだけどこれ何なんだろう…?
と思ってブックレットめくってみたらすぐ解決した笑。
向かい合った手のひらなんですね、これ。
どこかで関連する曲が出てくるのかなーとワクワクしながら視聴始めます。


M01 BABEL

びすとりのアルバムは描き下ろしから始まって描き下ろしで終わるイメージがあったので、
その気持ちで待っていたら既存曲で意外性が面白かった。

めちゃくちゃ聞きまくった耳に残ってる曲なんですが、
改めて歌詞見ながら曲を聴くと、なんかBitterSweetっぽい曲だな~と思った。
歌詞の中身は甘えてるっていうか好き故のワガママを連ねたものなんだけど、
相手の気持ちどうこうよりもまず僕のお願いを聞いて!という感情がなんかこうそんなイメージに思えた。
曲調はゆったりしてるのに1曲目から「ならいっそ僕を殺してよ」という歌詞が
飛び出してくるあたりアルバムへの期待が高まる(﹡ˆ﹀ˆ﹡)


M02 Antique

新曲!!!(興奮)
イントロ聞いただけでもう。。。好き。。。って思った曲笑。
海さん作曲かな?と思ったけどヤンマー(・v・)だった。
なんか、歌うように語りかける喋り台詞のような滑らかさのある歌い方だなと思った。
(なんじゃそら、って感想だけど聞けば言ってる意味が伝わるはず…!)

消えて無くなるか、残ったとしてもブリキのように錆び付いた存在にしか
なり得ない未来しか見えないみたいな雰囲気の歌詞がすごい良かった。
あと最後1行の歌詞がすごくグッと来た。
それまではどうしたら何かを残せる?アンティークにならずに済む?って
語ってるのに、最後に来て終わるための唄を歌うのかーっていう。
錆びずに自分を残すためにはどうやって終わればいい?みたいなイメージなのかなぁ。

あと舐め終えた「角砂糖」と「おしゃぶり」の何の比喩か分からないので、
またじっくり聴きながら考えていこうと思う。
(初見では下ネタか!?と思ったけど笑、こういう方面の下ネタはびすとりっぽくないし…
 いやでも読み返せば読み返すほど…いやいや笑)


M03 星一つ灯らないこんな夜に。

なんか、すごくびすとりっぽい!と思った勢いのある曲だった。
前回のフルアルバム好きな人は好きだろうなーというイメージ。
ここまで聞いてもまだ海さんのデスボが出てこないのでなんかサラッとした気持ちで聞けるアルバムだ。。笑
智くんの歌声が畳みかけるように途切れなく重なってくる感じが聞いていてとても心地よいです。

「僕」がいる「星一つ灯らないこんな夜」。
この夜空には、月は浮かんでいるんでしょうか。
なんだ浮かんでなさそうなイメージがあるんだけどどうなんだろう?知りたいな~。
あと「泣きました」じゃなくて「鳴きました」なんだけど「僕」は人外なんだろうか。。
1回聞いただけじゃ想像しきれない世界観だなと感じたので、
噛みしめながら何度も聞き込んでこうと思った。


M04 Waliking Dead

タイトルはゾンビって意味でいいんだっけか。
でも直訳でゾンビじゃなくて、止めようとしても止められない衝動とか、
正常な判断が今はもう出来ないとか、感情が消えかけてるとか、なんかそんな意味っぽい歌詞だな。

なんかびすとりのカップリング曲というばこんな感じ、という感じの曲だった。
聞きやすい曲だな~という印象。
ノリがいい曲なのでカラオケで歌ってみたい!
でも歌詞は精神崩壊した過程と末路って感じでちょっと恐いかも…笑。


M05 COLD CASE

既存曲だけど、このアルバムの流れで聞くとなんだがドカンとしたインパクトがあった。
アルバムの曲、なんだか曲調度どんどんハードというかダーク?方面に
1曲ごとにフェードインしていってる感じがなんか凄い…
SweetからBitterに切り替えてる的な演出なのかな、とか思った。

痛みと一緒に泥水を飲み干せって、改めて読むとえぐい歌詞だな…!笑
でも智くんの声でそれを聞くと、不思議とえぐさは感じなくて、
なんか綺麗な詩を聞いているような気分にもなるから凄い。

自分を偽って君を信じて付いてく?みたいなお話なのかな。
なんかファンタジーな世界観に思えたので色んな意味でワクワクする曲。


M06 WIMP

も~この曲の歌い出し聞いた瞬間に、
あ!やっぱりこれBitterに向かってフェード入ってるやろ!と確信した笑。
面白いな~本当に毎回こういう面白い演出入れてくるからびすとりのアルバム好き…

ということは、全13曲=6曲目は折り返し地点ということは、
個々を境にして今度はSWEETな雰囲気に向かっていくのかな。とか思った。
最後の方に「Ending」「Credit」という文字がタイトルに入った曲がありますしね。
「Underworld」は所謂本編後のオマケ、
もしくはendingの裏で実はこんなことがあったよ~的なスピンオフな位置づけと予想。
音楽なのに、まるで1冊のオムニバス集を読んでいる感覚が毎度あって本当に楽しめるバンドです!

この曲は「聞こえなきゃNOと同じ」という歌詞が印象的だった。
正論ぷりとエゴっぷりのバランスが神がかってる感じがすごい好きです。

死体を積み重ねれば空に届きそうなくらいの高さになる=
自分がこれまでに信じられなかった?裏切られた数という意味だと感じたんだけど、
歌詞全体のエゴイズムっぽさになんだか反している気もしてどことなく切なく感じた。
歌詞の中に一言も出てこなかったけど、なぜかアリスの世界を連想してしまった。
またじっくり歌詞カードを読み込みたい曲の一つ。


M07 MONOGRAM

すごいダークな曲調&歌詞が続いてたけどちょっと明るくなった笑。
やっぱりここから少しずつ甘くなっていくのか…?
とするとアルバムのタイトルにもすごく納得する1枚だな(﹡ˆ﹀ˆ﹡)

間奏でスピーカーが左右にめっちゃ振り分けられてるので、
ぜひヘッドホンで音量大きめにして聞きたい曲。
途中で入る海さんの声もすごくいい。

この歌は「毒リンゴで出来たパイ」という単語が凄く好きです。
全体的に童話に出てくる単語で更生されてる歌なんだけど、たぶんそこにもグラグラ来てる。
でもタイトルの「MONOGRAM」ってどういう意味なんだろう。
どこをモノグラムすれば別の意味が出てくるんだろこれ…
既存曲だから何度も聞いてて何度も考えてみてるんだけども分からない。
そろそろ閃きたい_(:3」∠)_


M08 CONTRAST

すごい…5~6曲目聞いてビターさの光の見え無さにうおおお…となっていたけれど、
本当に光が見えかけてきた7~8曲目への展開がすごく胸熱すぎる。
これは本当にこのアルバムの曲順だからこそ意味がありそうだな。
智くんはシングルの歌詞もアルバムになった時を想定してるみたいなこと言ってるのを何かで見たので、
今回のアルバムももうずっと前から構想があったんだろうな
作品作りに対する拘りとファンの楽しさをじっくり時間を掛けて作ってくれるびすとりやっぱり好き(∩´∀`∩)

君のせいで僕はいつまでも弱いままなんだよ、って呆れるでもなく憎むわけでもなく
優しく笑いかけてるような終わり方がすごい好きですこの歌ヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))


M09 BLACK BOX

良曲しか生み出さない凄いギターマン海さん作曲ってだけで聞く前からすごい期待してた曲。
イントロから好き~!!!ってなった曲。
海さんは作曲数少ないけど毎回ホームランで憎い笑。

起承転結の「転」ってイメージがすごく強い曲調だなと感じました。
具体的にどこがどう、とは描けないんだけど、
でも、アルバムをここまで順番にじっくり聞くと本当にそう思える曲です。
みんなにもこの感動感をぜひ味わって欲しいので気になった方は聞いてください!笑

自分すら自分の中にどんな自分を飼っているのか知らない。
みたいな意味があるようで厨二心が揺さぶられた笑。
8曲目で自分は弱い自分だと言っていたけれど、この9曲目で悪いのは弱かった自分なんだよ。
と言ってるのが頭から離れない。


M10 Snowman

雪だるマン!
や…やばい…もう本当にやばい…着々とエンディングに向かって
物語の伏線や重要シーンが一気に畳みかけてる感じがもう本当にやばい

誰かとこの1冊の壮大な物語を読みながら
「続きが気になる!でも終わって欲しくないよ!!!!」と嘆いているような気持ちを
共有したくて仕方がない…!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))
いや本当にこれ良質な物語を読んでる気分になってる。音楽なのにな。
頭の中は壮大なで切なくて優しい物語で溢れててなんかもう…言葉に出来ない。
この気持ちは最早伝えようがないので「貴方もアルバム聞いてね」としか言い様がない…!笑

シングルで聞いたときは「なんだこのハピエンの象徴みたいな鐘の音」って思ってたけど
これもうエンディングに向かってる最中だからマジ鐘の音ドンピシャすぎてすごい感動してる…
びすとりっぷすごい。
(なんかもうさっきからこれしか言ってない笑)


M11 BitterSweet Ending

あー!あー!物語が終わってしまう!いやだ!終わらないで!!!
と感傷に浸りまくってまるで感情移入しまくった長編RPGをクリアして
エンディングムービー見ながら放心しきっている気分と全く同じ気分に陥っている。

物語のエピローグをそっと語りかけてくれてるような智くんの優しい歌い方が本当に染みます。
曲調はるいるいの得意な感じの曲調だと感じた。
とにかく優しい。ただひらすらに残酷でありつつも優しい曲調と歌詞。

なんかもう、ここまでのBitter→SWEET→からのエンディングで
感極まってマジで泣きそうになってきた:;(∩´﹏`∩);:
もう本当に1曲目からここまで聞いて欲しい。
幸せな気分になれる。

君が選んだEDこそが正解。そこに口出しはしない。君の選んだ道を選んでいいよ。
という優しいけれどどこか突き放したような冷たさと、
いややっぱり暖かみを感じるな~とか感じるとても語り尽くせない1曲。

ここまでの積み重ねてきた10曲があるからこそ、
本当に語り尽くせない1曲に完成した部分もありそう。
とにかくこのアルバムの終着点であり物語エンディング感がほんっっっとうに凄いです!!!
ああもうこのアルバムに収録されている曲はこの曲順じゃないと聞けない身体になってしまった。。
何度も何度も聞き直したいアルバムになった。
もしかしたら、びすとりのアルバムで1番好きな作品になるかも。


M12 Credit

さぁエンディングを迎えましたよクレジットですよ~
という訳で「BitterSweet Ending」よりちょっとだけ楽しい感じの曲が来るのかな?と思ったら
はんぱないポップなイントロ始まって予想外さにビクッってなった笑。

でもこれはあり。。
Endingがしんみり優しいEDなら、これはBitterな部分もSweetな部分も
全部ひっくるめた作品全部に対するCreditになるだろうし、
だから「BitterSweet Ending」の延長線で優しいだけの曲調じゃ
クレジットにはならないのかなとか思ったけど、
なんかもうお前それ深読みだろと言われそうな気もかなりしてきた…笑。

物語が終わってスクリーンの幕が下りる。
その一部始終を、静かで自分一人ぼっちの大きな映画館で眺めているような曲だった。
終わって欲しくない。という想いが強くなるだけの曲だった…終わらないで…


M13 Underworld

好き。
この曲好き。
めっちゃ好き。

もうイントロから「あ、好き」って思った。

M12で物語の幕が下りて、
でも私たちが見えないスクリーンの向こう側ではまだ物語が続いているよ。
そんなことを教えてくれる、そんな可能性を感じる曲だった。

「地図には載らないこの街」「地図から消された街」
この二つの街の様子だけでもすっごく物語が広がる。
そして印象的だったのは、空が見たいと望む2人組の存在。

M3「星一つ灯らないこんな夜に。」では星が見たいと切望してた。
でも今度は、空すら見えないなんて。と、悲しくなった。
だけど、この切なさがびすとりらしさというか、
智くんの描く残酷だけど綺麗な世界を象徴しているようにも思えた。

いつかこの2人は空を見れることが出来るのかな。
プラネタリウムで投影された幻じゃなくて、本当にそこにある空を見ることができるのかな。と思った。

この子達の物語の続きが見たくて仕方がないです。
でも、曲は一貫して希望があるテンポと音で進んでいくので、
この2人の未来に絶望はないんじゃないかなと、
どこか安堵した気持ちで物語の観測をそっと打ち切ることもできる気もします。


本当に買って良かった。
このバンドを知っていて良かった。
好きで良かったと、とにかくそう思えずにはいられないアルバムでした。

ただただ最高としか私の語彙力では表現できません。
一生の宝物のアルバムになりそう。
vistlipこれからも大好き!


びすとり新譜の感想